HONDA CL350 K3

歳をとってくると次第にCBよりもCLに乗りたくなってきた
250ccよりも300cc、350ccがいい
DOHCよりもOHCのバーチカルがいい

1972年からホンダは本格的にオフロード車を生産し始めると
この中間に当たるストリートスクランブラーのCLシリーズをやめて
SL250SからXLシリーズへと開発を急ぐ

しかし僕のようにオフで競技をする訳じゃないけど林道を走るのが好きだと
このようなスクランブラーがちょうどいい

特に北海道へ移住してからはストリートスクランブラーの活躍する場面が多くなった



何と走行距離が1114km
函館の知人が持っていた車両で、車検証では昭和49年の初年度登録になっている。
そして51年に有効期間が満了、その後車検を受けていない事からメーターは実走ではないだろうか・・・

  

各部はしっかりとしているけど、やはりタンク内は酷い状態になっていた。
もちろん3液性のコーティング剤を使う予定

  

所有者がメーカーさんになっていたので所有権解除のお願いを提出

新車からたった一度の車検取得、そして1000km程の走行
事故歴が無い事から一体どうしてこんなに少ないのだろう・・・
普通だったら当時とても価格の高い新車を買えば嬉しくて走りまくるのではと思うけど
どんな事情が有ったのか全く察しがつかない

個人的にはこのCLシリーズに限ってK2〜K5が好みです

と言う事で少しづつ再生していきます
-----------------------------------------------------------------------------------




出来ました。車検も無事終了、とっても心地よいサウンドが響きます。
その後、若い常連のお客様のバイクが(最近の英国製)新車で買って18000km程走ったら
エンジンがダメになって修理に40万〜50万円もかかるから諦めます・・・という話を聞いて
相談にのっているとマスターのバイクの中で何か手放してもいいのありますか?という事になり
それじゃ壊れないバイクに乗ったらと言ってこの車両を勧めたら、とても気に入ってくれて、現在は
そのお客様の所へ行きました。普通のお客様だったら絶対手放さないけど、とても信頼のおける
若者だったので、すこしでも旧車の面白さがわかればいいなあという気持ちもあったからです。