丸正自動車製造(株)
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戦後のオートバイ産業史の中で、忘れる事の出来ないメーカーのひとつ
日本中で200社以上も有ったと言われるバイクメーカー その中で「キラリ」と輝いていたのが
「ライラック号」と名付けられたオートバイを作り出していた丸正自動車製造
その社長 伊藤正氏は本田宗一郎氏の4番弟子だった・・・
僕が初めてライラックに出会ったのは1978年 LS18改良型(2型)
そしてその2年後、某骨董屋さんの店の一番奥の暗い所に、ヘッドライトだけ見えるバイクが有り
店主が居ないので、全体の姿を見るため奥に進んで行った
すると単気筒の250ccモデル UY号だったのである
早速 店主を探し、交渉する事になった。しかしその交渉とは値段ではなく支払方法(分割)の事だった
幸いその店主は僕の事を信じてくれ、「いいよ月々2万円でも3万円でも」と言ってくれたので喜んで買った。
そしてしばらくこのUY号に乗っていたのだが、仕事を失った時に手放してしまった
それから数台のライラックを手に入れ、バイクライフを楽しんでいたのだがやはり最初に手に入れたこのUY号が気になっていた・・・
CY3型も乗っていたけれどパイプフレームが隠れていて、違う意味での希少性はあったけれども、UYがいいのだ
そして2005年の後半になって二十数年振りにUY号がやって来た!
2005.11.23
ノンレストアで行けるか!?
配線引き直し、ウィンカー増設、ポイント摺り合わせ、点火時期調整、
リア・ブレーキシュー張替え
電圧計上がらず、セレン不良につき原付のもので確かめると発電はしている
11月28日
走行可能状態まで来た。
と思っていた・・・
2007年1月
クラッチ板(乾式多板)にオイルが浸み込み、クラッチが切れなくなっていたので
市内の工場で製作してもらい、やっと走れる状態になったのが3月だった。
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しかし、だんだん走行中にリアに違和感が出てきた。
2015年2月 ドライブシャフト点検
ジョイントは変形、シャフトも先端で2mmの振れ
DSKなどとは違い、ライラックにはスィングアームが有る。リアショックのブッシュが無く、
縦方向にしか荷重が掛からないのでアルミでカラーを製作してもらった。