迷い込んだウサギ
2002年5月15日
夕張から可愛そうなウサギをもらって来ました。走行メーターを見ると5000kmしか走っていないのに御覧の通り
毛皮が剥がれてしまっています。何か病気にかかり、もとの買主に見捨てられてしまったのでしょうか・・・
早速次の日の朝、診断して見る事にしました。キックをするとかなり良い圧縮が足に伝わってきます。
「 オオー!心臓は大丈夫そうだ、行けるかもしれない 」
しかし付いていたバッテリーを見ると、何と12Vが2個付いていて直列に接続してあります!
これでは電装がパンクしているかも知れない。このラビットは型式Sー301で2stの単気筒125cc、
バッテリーは6Vx2の12V仕様なので、この配列だと
24Vの電流が体中に走ってしまったかもしれません。
そんな不安を抱きながら12Vの電圧でテストをしてみると、ウインカー点滅!ライト・ハイロー点灯!クラクションOK!
ストップランプ点灯、セルモーター始動!以上健康そのもの!
と言う訳でエンジンを掛ける為、キャブのO/H、ポイントの清掃調整、プラグ交換
ハーネス点検、以上を午前中に終え混合ガソリンを25:1で作り期待を込めてキック!
なんなく3回目で「 ブウ〜ン 」ときれいにエンジン始動。特に異音も無くいたって良好。
そこへ帰って来た「 たくらみぼんず 」を後ろに乗せて町内をクルクル回ってみました。
すると「 ラビットってこんなに気持ちいいんだあ おもしろーい 」と言っていたので、
それじゃ少し綺麗にして家で可愛がってあげようと言う事になったのであります。
レストアが終わりましたら生まれ変わったウサギをお見せしますので、定期的に覗いて見て下さい。
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