美しきかな遥かな大地 北海道


なぜライダー達は
北海道へ憧れるのか・・・


オートバイを買ったら・・・
まずフェリーに乗り、海峡を渡り、
初めて「北海道」という大地に足を着ける。
そして「鉄の馬」に跨り、果てしなく美しい道を走り出す。

しばらくは流れる雄大な景色に躍る心を抑えながら、あるいは心の中で何かを叫びながら、ただひたすら走り続けるだろう。

時折、嬉しさのあまり溢れてくる涙をこらえながら・・・

日々の雑踏の中から抜け出し、今自分がこの大自然の中を
走っている事がまるで夢のように感じているかもしれない

それが北海道なのだ・・・

この美しい大地は「外国」なのだ
そこで君は何かに気がついただろうか?
そう、北海道には不思議な地名の多い事に・・・

ここは昔、「アイヌ」という先住民の土地だった。
そこに明治時代、大和民族が移民開拓で入り、そして「北海道」という名にした。
(1886年 北海道庁設置)
しかし「アイヌ民族」はそれを了承したわけではない。
大勢の倭人により住む所や食べる物まで制限させられた彼らは平成の時代に起ちあがった。
確かに倭人には「力」になってもらっただろう。
もし倭人がいなければ近隣大国にこの蝦夷の地を奪われていたかもしれない。しかし
「この我々の住んでいる大地を日本人に売った覚えも無いし、貸した覚えも無い、」
それは返せと言っているのではない、先住民として認めて欲しいだけである と・・・

1878年 - 開拓使、アイヌの呼称を「旧土人」で統一。札幌郡内諸川での鮭漁を全面禁止に。
      (大和民族の主食は米だが、鮭はアイヌ民族の主食でもある)
1889年 - 北海道庁、アイヌの食料分として許されていた鹿猟を禁止
      (アイヌ民族は狩漁猟採取民族である)


知っていて欲しい「北海道旧土人保護法」 1899年(明治32年)

この法律は、貧困にあえぐ「旧土人」(アイヌ)に対する保護を名目として作らたもので、土地、医薬品、埋葬料、授業料の供与などが定められていたが「アイヌ保護」を名目に、
1. 農業用地の供与を名目に共有地を奪う。
2. 「供与」地も開墾に失敗すると没収され、北海道は農業に適していない等の結果として殆どの土地が没収される。
3. 狩猟民族であるアイヌを農業に従事させようとした。
4. アイヌの文化を「遅れたもの」と看做し同化を強要した。

と言う内容のもので、1997年(平成9年)7月1日、アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律(1997年(平成9年)法律第52号、アイヌ文化振興法)の施行に伴い廃止されたのだが、現在でもその法律に対しての批判が強いのである。
また、農耕民化や日本人との同化の推進、共同的土地所有の近代的土地所への強制的転化という点で、アメリカ・インディアンに対するドーズ法との類似点が多い事も事実だ。


その土地の文化に入り込むのだから・・・
このような歴史から北海道という地は元来「日本国」ではなかった。
だから現在でもアイヌ語で呼ばれている地名が多い。その地名に漢字を当てはめ、また漢字が使えないような地名はそのまま「カタカナ」として表記されている事に君達は気がついたのだろうか・・・

そしてそれが本当の北海道であり、
神々に与えられた国であるから「美しい」という事も・・・

鉄の馬で旅をするライダー達よ、
何も知らないで海を渡ってくる「観光客」になるべからず!
オートバイを愛する我々は旅する土地を決して汚さず、その文化に触れ、この美しい道を「走らせてもらっている事」に感謝し、
またいつか訪れる日を夢見て「北海道」を語ろう・・・



2009年 砂澤陣氏が成功させたプロジェクト(旭山動物園にて)