何と抹消されている車検証を見ると、排気量の欄に０，２４リットルと記入されている事に気が付きました。
最初は抹消した時に陸運で間違ったのかとも思いましたが、良く見ると諸元が全て陸王ＲＱの物ではなく陸王ＦＢの諸元で
作成されていたのです。全長、全幅、全高、重量等、型式まですべてＦ型になっていました。車体番号だけはＲＱの番号です。
こんな事が或るのだろうか！？陸運支局でも、何処でどうなったのか分りませんが現状ですと車検が受けられませんと言う
大変な事態になってしまいました。しかし手続きをすれば車検取得は可能なはず、早速陸運に行き何をどうすれば良いかを
聞きました。そこで教えて頂いた事は聞き慣れない難しそうな書類の名前でした。
①改造自動車等届出書
②添付資料（車枠及び車体、原動機、動力伝達装置、）
③改造等概要説明書（目的、車枠及び車体、原動機、動力伝達装置
主要諸元比較表、能力強度等検討）
陸王ＦＢは排気量２５０ｃｃ、単気筒でシャフトドライブ駆動
そこで本来のフレームに載るべくＫ型のエンジン（Ｖ型２気筒７５０ｃｃ）に載せ変え、駆動系も同一の物に一式載せ変えとして
添付書類は、必要な改造部分の部品をパーツリスト等のコピーで補い、「強度等検討書」いわゆる強度計算を省くという形で
提出書類を作成しました。これには陸運支局の検査員の方々の親切な御指導により、数日間で出来上がりました。
02.9.12
車検当日、車枠の寸法を測り、重量も測ってもらい、これでやっと正規な車検証になりました。
