1985年9月5日 快晴。いよいよクランクイン。
設定は北海道の函館(?)空港。民川裕司シリーズで常に最後に現れる男 宍戸錠が導入部でいきなり登場!
何やら波乱含みの幕開けだ。シナリオはこうだ・・・
サイドカーに乗って、さっそうと男が現れる。裕司の前で止まる・・・監督の声が飛ぶ。初日の緊張感がスタッフの間を伝わってゆく。
これからずっと主人公を乗せるバイクのエンジン音がドドドドッと空港内に響き渡る・・・はずだった。
(以上パンフレットより抜粋)


   
何故ここに映画「テイク・イット・イージー」を紹介するのかと言うと
撮影に使用されているオートバイはBMWのR26という250ccの単気筒モデルだ。
1955年〜1960年にかけて製造されたドイツの名車であるが、撮影当時でも25年〜30年前のモデルである。
そしてその本車に付いている側車は「シュタイプLS200」と言うモデルなのだが、撮影中何度も壊しては修理しながら
映画のラストシーンでは路外転落というアクション映画さながらのシーンを撮り終えた。
そしてかなりのダメージを負ったその側車を再度レストアし、現在我々の旧車仲間が所有している。